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08月

目指せ!ジャズ・バイオリン・デビュー~Road to Jazz violinist 15~

長々と続けてきましたこのシリーズですが、
今回でいよいよ、ようやく(?)最終回となります。

コードにとらわれないアドリブは
進んでおりますでしょうか。

実際のところ、ブルース・スケールをもとにして
リックを考えるというのも、
いろいろな方法があるのですが、
いかんせん、音も楽譜も使えないため、
このブログでは、そこまで伝えるのが難しい状況です。。

そこは、これを読まれている方にお任せする、
もしくは、このHPからレッスンお問い合わせ頂ければ
詳しくレッスンさせて頂きます。

いずれにしても、ジャズ・バイオリニストが結果的に増えれば、
僕はそれでよいのです。

詳しいリックの考え方は、
これ以上、ここでお伝えすることはできませんが、
コードにとらわれず、何となくアドリブができるようになった方へ
次のステップを示して、このシリーズを終了させて頂きます。

コードにとらわれずアドリブができるようになったら、
次は、やはりコードに戻らないといけません。

終始この方法でアドリブを取り続けては、
音楽に締りがなくなってしまいます。

時には、フロント楽器がコード感を出すのも重要です。

そこで、ある程度アドリブができるようになったら、
次は、リハーサルナンバー(以下、R.N.とします)の
変わり目のコードを意識してください。

たとえば、R.N.【A】がCコードで始まり、
R.N.【B】がAmのコードで始まる場合、
R.N.【B】になった時に、
あえてAmの構成音のどれかを強調して弾く、
(これを、ターゲットノートといいます。
厳密には、もう少し説明を加えたいところですが・・・)
という感じで、
曲の変わり目のコードを意識して弾くようにします。

これだけでも、アドリブにぐんっと締りが出ます。

これができるようになったら、
次はもう少し細かくコード分析をして、
Ⅴのコードを意識します。
Vはドミナントコードですので、重要な役割を持ちます。

特に、Ⅴのコードで、導音を入れられると、
さらに音楽に締りが出てきます。

といった感じで、少しずつ
無視していたコードを意識していきます。

いきなり全部やってはいけません。
またコードにとらわれ、ガチガチになってしまいます。

曲の構成をよく理解し、
どのコードが、その曲にとって重要な意味を持つのか、
その順序で意識していくべきです。

アドリブには、物語が必要です。

ただ音を羅列しているだけでは、音楽になりません。

文章でいうところの、起承転結です。
どう始まり、どう盛り上げ、どう終わるか。
そこにストーリーができたとき、
きっと、聞いている方にも感動が生まれるでしょう。

そして、そのような演奏は、
バンドメンバーと、音で会話ができなければ、
決してすることができません。

アドリブに命を吹き込んだ時、
メンバーと、お客さまと、一体になることができます。

その時、初めて経験するでしょう。

音楽って、こういうことなんだな、と。

もちろん、僕もまだまだ偉そうなことを言えるレベルではありませんが、
一人でも多くのバイオリンをやっている方に、
この感動を味わって頂きたい。
心からそう思うのです。

楽譜通りに弾くのも、確かに大事です。
しかし、音楽はそれだけではないでしょう?

もっと、深くにある、
もしかしたら自分でも気づかないような何かを、
言葉では表現できない何かを、
形にするものだと、僕は思っています。

かのバッハや、モーツァルト、ベートーベン、ショパン、リスト等々、
偉大な音楽家たちは皆、アドリブの名手でもありました。

それが、今や(日本の)音大ではアドリブの教育さえされない。
これは異常な事態です。

このような状況であって良いはずがないのです。

アドリブ演奏は、音楽の核心をつく重要な要素の一つです。

一人でも多くのミュージシャンが、
本当の音楽に出会えることを願ってやみません。

そして、それが日本の音楽をより良くしていくと、
僕は、そう信じています。

目指せ!ジャズ・バイオリン・デビュー~Road to Jazz violinist 14~

少しずつ暑さがやわらいできましたでしょうか。

心なしか、秋の足音が聞こえてきている気もします。

よく、夏が近づくとテンションが上がるとは聞きますが、
僕は逆で、夏が近づくと憂鬱になり、
遠のくにつれ、気分が上がってきます。

まあ、人それぞれですので。

さて、このシリーズもだいぶ言葉だけで伝えることが難しくなってきました。

音楽ですからね、音がないとなかなか伝わらない部分も多いかと思います。

しかし、感が良く、いろいろと勉強されてきた方でしたら、
このブログだけでも、アドリブが取れるようになるきっかけになるのでは、
と思っております。

前回は、アボイド・ノートについて触れました。

今回は、なぜ、とりあえずどんなコードでも、
平行調の短調のブルース・スケールでO.Kなのか、触れたいと思います。

毎回書いておりますが、この方法は、
まずアドリブ演奏ができるようになるための方法です。

まずは、何となくでもアドリブができるようになることが、
何よりも大事です。

何となくできるようになったら、掘り下げていけばよいのです。

では、本題です。

なぜ、平行調短調のブルース・スケールで、どんなコードでもよいのか?

基本的に、ジャズ系の演奏する時に、
コード楽器(ピアノやギターなど)は
楽譜にコード「C」と書かれていても、
ド・ミ・ソだけを弾くことは、まずありえません。

必ずといっていいほど、7th、9thのテンション・ノートを弾きます。

または、リハーモナイズして、違うコードにしてしまうことも多々あります。

まあ、リハーモナイズは置いておいて、
たとえば、Cコードに7th、9thのテンション・ノートを入れると、
ド・ミ・ソ・シ(orシb)・レ
になります。
これに、6thのラを入れることもよくあります。

そうするとどうでしょう。

Key of Cの平行調短調、Amのブルース・スケールは、
ラ・ド・レ・ミb・ミ・ソ・(ラ)
です。

ミbはブルー・ノートですので、装飾音的に考えると、
(上記の)Cコードだけ考えてみても、ブルース・スケールのどの音を弾いても、
とりあえず、はずれがないのです。

つまりは、ブルース・スケールのどの音を弾いても、
当てはまる、ということです。

他のコードを考えても同じです。
ほとんど、はずれがないのです。

まあ、ジャズをやっている上で、「はずれ」は本当はないのですが・・・

クラシックの比較的きれいなコードの響きに慣れている方でも、
Cコードで、ラを弾いたとしても、
コード外の音を弾いてしまった、という感覚はあまりないと感じるはずです。

これが大事なのです。

ブルース・スケールの音ならば、
どのコードでも、とりあえず、はずれがない。

ブルース・スケールの音を弾いていれば、O.K。

これで、コードの呪縛から逃れることができます。

まずは、コードを無視して、
ブルース・スケールの構成音をもとに、リックを考え、
それをどんなコードでも、関係なく弾いてしまう。

そうすれば、とりあえず何となくアドリブができるようになります。

繰り返しますが、まずは何となくできるようになることが大切なのです。

そうして、これまで楽譜通り、一音たりとも間違えてはいけない、
というクラシックの考えから、解放されてください。
(※本来、クラシックもアドリブの音楽でしたが、
日本の教育がおかしいのだと思います。
本当は、コンチェルトのカデンツの部分は、
アドリブで弾くべきところです。)

その解放された時の気持ちといったら、
言葉にできない、とはこのことだと思います。

音も楽譜も提示できないこのブログでは、
これ以上、書くことはかなり厳しいです。。

まずは、この方法で、とりあえずアドリブができるよう、
がんばられてみてください。

このシリーズ、おそらく次回で最後になるかと思います。

では、また次回です・・・

目指せ!ジャズ・バイオリン・デビュー~Road to Jazz violinist 13~

先日、とある番組で、気温が35℃を超えると
ギャグセンスが、悲惨なオヤジギャグレベルになると、
やっておりました・・・

僕がくだらないことを言いたくなるのは、
気温のせいだと確信いたしました。

間違いないちんげーる。

・・・

ほら。

だって今日も暑いもん・・・

さて、くだらないことはここまでにして、
いよいよ、このシリーズも終盤に差し掛かってきました。

前回、アドリブがとりあえずできるようになるまでは、
長調でも、平行調の短調のブルース・スケールを基に
アドリブを考えると言いました。

では、なぜ、長調であっても、とりあえずどんなコードでも、
平行調の短調のブルース・スケールで良いのか。

これには、いろいろな理由があります。

いろいろな理由がありますが、まずはメリットから書きたいと思います。

それは、アボイド・ノートの存在です。

アボイド・ノートとは、避けるべき音、です。

つまり、弾かない方がよい音、ということです。

アボイド・ノートは、正確にはコードごとに考えるのですが、
最近のミュージシャンは、あまりアボイドしてません。

ですが、その中でも、一応アボイドした方がよい音があります。
(アボイド=avoidは動詞なので、「アボイドする」はおかしな表現ですが、
まあ、こまかいことは置いておきましょう)

それが、たとえば、Key of Cのときの、Cコードでの「ファ」です。

なぜ、ファをアボイドしないといけないのか、
諸説ありますが、
たとえば、ミとファの半音テンションが良くない、
ファを入れると、Cコードがトニックでなく、サブドミナントになる、
などなど・・・

そのため、ファをアボイドするために、ファ⇒ファ#にして弾く、
など解決法が、いろいろな参考書に書いてありますが、
まだアドリブも取れない段階で、アボイド・ノートがどうとか言われても、
正直、うんざりしてしまいますよね。

アボイド・ノートのことなどは、多少アドリブが取れるようになってから、
改めて考えればよいのです。

そこでです。
実際は、コードごとのアボイド・ノートがありますが、
マクロの目線で見た時、
その調の第4音をアボイド・ノートと考えます。

たとえばKey of Cならば、アボイド・ノートは「ファ」。

これは、平行調の短調Key of Amのブルース・スケールを考えると、
ラ・ド・レ・ミb・ミ・ソ・(ラ)
ほら、入っていないのです。

これをベースに考えれば、アボイド・ノートはクリアです!

(※何度も書きますが、実際はコードごとのアボイド・ノートがあります。
ただ、上述の通り、最近ではあまりアボイドしません。
ですが、Key of Cの場合、Cコードの時の「ファ」はやはり、
変な感じがするので、避けるべきです。
Gコードでのアボイド・ノートは「ド」ですが、
Key of Cの中では、弾いてもそんなに変な感じはしませんし、
現在は、使っている人もとても多いです)

と、アボイド・ノートは考え出すと、結構面倒ですが、
平行調の短調のブルース・スケールで考えれば、
とりあえずは、アボイド・ノートをアボイドすることができます。

これは、大きなメリットと言えるかと思います。

他にもいろいろ書こうかと思いましたが、
また長くなってしまいましたので、次回にいたします。

だったとさ。。

目指せ!ジャズ・バイオリン・デビュー~Road to Jazz violinist 12~

いくぶん暑さがやわらいできましたでしょうか。。

いや、まだ暑い・・・

冥王星の氷に埋もれたい。

そう、何を隠そう、僕は夏が苦手なのです!

僕を知ってる方は、だいたいわかってると思いますが・・・

さて、コードの理解はだいぶ進みましたでしょうか。

では、ようやく、もったいぶっていた、
コードの呪縛から逃れる方法にいきましょう。

たいていの市販のフレーズ集、リック集は、
(フレーズ集もリック集も同じです)
「このコードの時は、このリック」
「ⅡⅤの時は、これ」
といった書き方になっています。

まあ、正しいです。その通りです。

ですが、正しいのと、クラシック脳から、ジャズ脳への変換は
まったくの別物だと、僕は思うのです。

これまで、クラシックだけやってきた方は、
決められたことを弾くのは得意、
けど、決まってないことを弾くことはできない。(怖い)

となると、市販のリック集を見て勉強すると、
このコードの時は、このリックを(その通りに)弾かなければならない、
と、ガチガチになってしまいます。

実際の曲では、目まぐるしくコードが変わっていきます。

その、どんどんコードが変わっていく中で、
コードごとの(完璧に)覚えているリックを選択し、
自然なつながりにしていくとしたら、
それは、どれだけの時間と労力と記憶力を必要とするのか、
となってしまいます。

ほぼ、不可能に近いのではないでしょうか。

そりゃあ、コードごとにリックを考えていたら、
まず挫折します。
僕も最初、そうやろうとして、挫折しかかりました・・・

しかも、市販のリック集のリックは、
正直、ダサいと思います・・・
(もちろん、人それぞれの感性がありますので、
あくまで、僕個人の見解です)

じゃあ、コードごとにリックを考えなかったら、どうするのか?

そうなりますよね。

これが大事です。

最初は、アドリブが取れるようになるまでは、
いったん、コードを無視してください!

調が合っていれば、ほぼどんなコードにも合う
万能細胞的なリックがあります!

それをいくつか覚えてください。

それを、コードに関係なく、当てはめればよいのです。

じゃあ、その万能なリックってなに?となりますね。

それが、ブルース・スケールです。

ただしです。

ただし、長調であろうと短調であろうと、
平行調の短調のブルース・スケールを使います。
(平行調がわからない方は、今すぐ検索!)

Key of Cの曲なら、Amのブルース・スケールを考えます。

Key of Amの曲は、そのままAmのブルース・スケールを考えます。

同じように、Key of Gでしたら、Emのブルース・スケール、
Key of Emでしたら、そのままEmのブルース・スケール、という感じです。

これが、前回、ブルースには使えないと言った理由です。

ブルースの場合は、Key of Cの時は、
やはりCのブルース・スケールを考えないと、おかしくなります。

あくまで、この、平行調の短調のブルース・スケールを使うというのは、
ジャジーにして、コードの呪縛から逃れる、というための、
アドリブ演奏できない人が
アドリブを取れるようにするためのものです。

だいぶ長くなってしまいましたので、今回はこの辺にします。

次回、なぜ平行調の短調のブルース・スケールでよいのか、
書いていきたいと思います。

めでたしめでたし。。

目指せ!ジャズ・バイオリン・デビュー~Road to Jazz violinist 11~

8月です。

暑いです。

クーラーに抱かれて冬眠したいです。

さて、このブログもそろそろ核心に迫ってまいりました。

前回書いた通り、コードはご理解頂いておりますでしょうか?

コードの呪縛から逃れるためには、
コードを理解している必要があります。

そして、巷にあふれているジャズの参考書
(ジャズバイオリンの参考書はほとんどありませんが・・・)
は、正直、少しはアドリブが取れるようになった人向けに思えます。

と、その前に、
少しブルースについて触れておこうかと思います。

ジャズのレッスンに行くと、ブルースから始める方もいらっしゃいます。

それは決して、間違いではないと思います。

何しろ、ブルースは基礎中の基礎ですから。

しかし、なんでもそうですが、基礎が一番難しいのです。

ずっとクラシックをやられてきた方はおわかりかと思いますが、
スケールを完璧に弾くことが、どれだけ難しいか。

音大の教授でさえ、スケールを完璧に弾いているのを聞いたことがありません。

と、スケールと同じくらい、ブルースは基礎なのです。

そして、そのため、実力が如実に問われてしまう。

なので、僕は最初にブルースから入ることはお勧めできません。

そもそも、ブルースって何?
と思われている方もいらっしゃると思いますので、
簡単に説明いたします。

ブルースは、時代ごとに違いはあるのですが、
一般的に、
ⅠⅣⅠⅠ
ⅣⅣⅠⅠ
ⅤⅤⅠⅠ(Ⅴ)
のコード進行でできた、12小節1コーラスのものです。

シンプルであるがゆえに、様々なことができ、
ゆえに、弾く人の実力がはっきりとわかります。

テーマが決まっているものも、もちろんあります。
まあ、その場合は、なになにという曲になりますが・・・

基本的には、「Fのブルースで」と言えば、
ⅠがFコードになる上記12小節の進行で、アドリブで演奏します。

そして、ブルースというのですから、ブルース・スケール、
ブルー・ノートをいかんなく使い、
スウィングしまくり、
ザ・ジャズ、という感じで演奏します。

いや~、難しいです。
僕も、とりあえずブルースやろうか、って言われると、
まじっすか・・・
とブルーになります。。

そんなわけで、最初にブルースから始めるのは、
とてもハードルが高いです。

そして、これから書いていく、コードの呪縛から逃れる方法は、
ブルースをやる時は通用しないのです。。

というわけで、ブルースを少しご理解頂いたところで
次回からコードの呪縛から逃れる方法を書いていきたいと思います。

だったとさ・・・

ふむ。。